SSTを取り入れた支援
ソーシャルスキルトレーニング(SST)とは、人が社会でほかの人と関わりながら生きていくために欠かせないスキルを身につける訓練のことです
生まれてからたくさんの人と出会います。
「してはいけないこと」、「した方がいいこと」などのルールを身につけていきます。
発達障がいの場合などは、それらをスムーズに身につけられない事があります。
例えば・・・
「ゲームのルールが守れない」というのも一つの例でしょう。
「周りの人がこうしているから自分もこうしよう」と自然に判断できたり、
「ルールは守らなければいけない」と注意をされてすぐに改善できるようであれば、SSTは必要ありません。
その集団内での行動の善し悪しを周りの様子から推察したり判断することが苦手で、
注意をされてもなお同じことを繰り返してしまう場合においてSSTは有効な改善手段となりうるのです。
SSTでは、ゲームのルールが守れるようになるという目標に対して
「ゲームは負けることもあるということを知る」
「負けても楽しいという感覚を身につける」
「悔しくても自分の感情をコントロールする」
といった小さなステップを作ります。
その一つひとつの過程を丁寧に踏み、ゆっくりと社会性を身につけさせていくのがSSTです。
(LITALICO(発達ナビ)より一部抜粋)